●商品が普通程度でも、販売力・営業力がある会社は業績を伸ばすことができる。
●商品が優れていても、販売力・営業力の「ない・弱い」会社は、売上に行き詰まる。
これは、鉄則です、と前回お伝えしました。
では、いかに販売力・宣伝力を強めて行くか?
販売・宣伝手段について考えてみましょう。
・看板
・ポスター
・のぼり旗
・チラシのポスティング
・チラシの駅などでの配布
・パンフレットを置かせてもらう
・ホームページ
・電話勧誘
・戸別訪問
・CM
・ネット広告
・イベント開催
など、いろいろな手段が考えられます。
業種、商品、価格、顧客階層、エリア、予算などで有効性は変わってきますので
一概にこれは良い、ダメ、ということをいうことはできません。
手段をどのように絞るべきかについては、また別の機会に考えて行きたいと思います。
ここではまず、「
チラシ」について考えてみたいと思います。
(比較的低価格で行うことができ、やり方によっては大きな効果を持ちますので)
チラシのポスティング・・・
有効でしょうか?
特定の、比較的狭いエリアを対象にビジネスを組み立てる場合
チラシ配布はまず考えられる手段でしょう。
顧客が、近い場所のサービスを選ぶ傾向にある
飲食店とか、整体院とかを開業するときの告知には
(マンション販売、不動産情報などもそうです)
ちらし、は特に有効性です。
具体的に考えてみましょう。
まず、
どのようにチラシを配布するか?
●新聞折り込み
●宅配業者
●自力でポスティング
が考えられます。
「
新聞折り込み」は、
・若い世代は新聞を取っていない率が高い
・チラシの束は、見ることもなく、束のまま捨てられる率が高い
・宅配業者より、コストは安い
という特徴があります。
ある弁当の宅配業者が新聞折り込みを行った時の「反応率」(電話問い合わせ率)
は、0.2%でした。
(つまり、1万枚チラシをまいて、20件の問い合わせ)
これは、お年寄りをターゲットにしている業者での反応率ですので
比較的若い世代をターゲットにしている商品などでこの率は出ないと考えられます。
では、「
宅配業者」は?
・撒きたいエリアを、細かく指定できる。(○○町は、1丁目と3丁目だけ、など)
・マンションなどの集合ポストは、撒けないか、すぐ捨てられるので効果が出ない。
(マンション層へのアプローチは、ほぼ「できない」と考えて下さい)
・新聞折り込みよりコストが高い。
・業者によって信頼性が異なる。
私の経験でいうと、
きちんとチラシを指定とおり撒いてくれることは「期待しないほうがいい」と思います。
階段を登らなければならないポストには、
まず入れませんし、
撒きやすい通り沿いをザッと撒いて
「このエリアは終わりました」という業者がほとんどです。
(まじめな業者も中にはいるのでしょうが、わたしは出会っていません)
つまり、業者に頼んで安心すると
とんでもない目にあう可能性があります。
ですので
一番コストが安く
かつ
確実なのは
「
自力でチラシのポスティングをすること」
ということになります。
・自分で撒きたいエリアを細かく決められる
・コストが安い
ただし、
チラシのポスティングを自分でやるのは
時間もかかりますし、
なにせ、「疲れます」。
1時間で200〜300枚くらいではないでしょうか。(エリアにもよりますが)
ただし、一番確実です。
自力でポスティングする場合、
効果が高いのは
「早朝」(または深夜)のポスティングです。
「昼」にポスティングしたものは
他のチラシと混在するため
「そのままゴミ箱行き」になる率が非常に高い。
早朝(深夜)の場合は
そんな時間にポスティングする業者はいませんので
他のチラシと混ざらず、
新聞を取っているお宅なら、新聞を取りに行くときに目に留まる率が高くなります。
(新聞折り込みのチラシは捨てられますが、それとは別に入っているチラシは結構見てもらえるものです)
また、
管理人がいて昼はポスティングできないマンションでも
早朝ならポスティング可能です。
ぜひ、早朝ポスティングを試してみてください。
飲食店などのオープンなどでは
有効ではないでしょうか。
ただし、開業時の忙しいときは時間がないでしょうから
自力でポスティングはむずかしいでしょう。
新聞折り込み、宅配業者、自力には
それぞれ一長一短がありますので
ケースによって選んで下さい。
●比較的広いエリアをうすくカバーしたいとき⇒新聞折り込み
●比較的狭いエリアをカバーする時⇒宅配業者
●狭いコアエリアをしっかりカバーしたいとき⇒自力
という感じでしょうか。
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